【2014年11月9日(日)】
さて、「手塚治虫美人画展」を見終わり帰宅することに。
途中、井の頭通りにある古本屋に差しかかり、店の外に置かれた<オール100円の古本棚目>が入ってしばし在庫を物色。
ほほう、橋本治の著書が並ぶ。しかし、これは労作だわ~。これを買って読む根性はボクはないけど、作家の労力を考えると卒倒しそうになりますね。
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そもそも、これを現代文に翻訳しようと思う執念というか気力がなければ、とてもじゃないけどこんな作業はできませんわな。
お金ではなく、文学者としての〝業〟としかいいようがありません。
脱帽です。
この著者の
「これで古典がよくわかる」(ちくま文庫)は、ものすご~く勉強になっていい本ですよ。
古典の知識が無理なく頭に入って来ます。ボクは断然この本をリコメンドします。
というわけで、この本棚の中から吉本隆明と村上龍を1冊ずつ購入して店内レジに持っていくと、何と20%オフで、欲しい本が160円で買えてしまったのでした。
入口は自動ドアで、店員は2人くらいいたみたいだけど、大丈夫なのか、こんなんで商売成り立つのか。
ひとごとながら心配せずにはいられないボクなのでした。