きのう(9月9日(月))、さる人に(といっても、猿な人ぢゃないよ)、突然帯をした100万円の束を渡されて、この中から40万円を指定する口座に至急振り込んでくれって頼まれたんだわさ。
いや、その人はその日メチャクチャ忙しくて、自分で入金する時間がないってことで、ボクに頼んで来たってワケなんよ。
それにしても、いきなり100万円の札束なのだ。
自慢じゃないが、この歳まで、100万円の札束をこの手で触れることなんてなかったさ。
それに、銀行で40万円を振り込むなんて機会にも、残念ながら恵まれなかったよ。
おまけに、ATMで入金出来る限度額は10万円で、それ以上の額の入金は窓口でしか出来ないことなんてことも、この日はじめて知ったんだ。
なので、カウンターで入金したんだけど、身分証明(免許証か保険証)が必要なことも、入金目的を聞かれたことも、何もかもがお初だったのねんのねん。
いや、生きてみるもんだわさ。
思いがけずはじめて手にした100万円の束の感触は思いの外感じがよくて、何だかとってもゆったりとして満ち足りた気分になったんだ。
そうね、媚薬のような心地よさといおうか、何といおうか。
たまには大金に触れないと、深く豊かな人間性を育むことは出来ないなって実感した55歳の初秋なのであった。
というわけで、ボクはすっかりお金の持つ魅力を見直し、素直に大金のことを好きになってしまったよ。
惚れてしまったという感じだな。
南~無~。