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赤穂線に乗って日生(ひなせ)=岡山県備前市日生町で下車。

【2012年9月15日(土)①】

 今回の広島出張で、岡山に移動して1泊したのには、当然わけがあって、赤穂線に乗って日生(ひなせ)というまちに行くためなのよねんのねん。

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 日生に何があるかって?
 072.gifあのですね、このまちは、昨今のB級グルメブームの中で、牡蠣入りのお好み焼き=カキオコでまち興しをしとるんよ。
 以前、TVでそれを見て、すんごくウマそうなので、いつかは食うてみたいと思っちょったんだわさ。

 というわけで、岡山駅から赤穂線=播州赤穂行きの電車に乗ってGO!!

赤穂線に乗って日生(ひなせ)=岡山県備前市日生町で下車。_a0141884_9333812.jpg赤穂線に乗って日生(ひなせ)=岡山県備前市日生町で下車。_a0141884_9332812.jpg赤穂線に乗って日生(ひなせ)=岡山県備前市日生町で下車。_a0141884_934274.jpg









 何と運転士は、若い女性だったんよ。
 
 はじめて乗る赤穂線。終点の日生までずっと、車両の一番前に立って風景を堪能。

 山間(やまあい)の地を、単線の赤穂線に乗ること約1時間、いくつものトンネルをくぐって日生に到着。
 駅のホームに着くと、その向こうに、「小豆島行きフェリー」の大型看板が目に入る。
 それに、ホームのむこには海が見えるではないの。
 何でよ~?


 駅に降りてみてわかったのは、このまちは漁港で、目の前の海は瀬戸内海に通じているということだったんよ。
 知らぬはわが身ばかりなり。
 いや、まったくもって、旅の醍醐味は、こういう発見なんだよね~。


 さて、駅前の観光案内所(立派なビルだったよ)に寄って、案内所の方に、カキオコを食べにTOKIOからきたことを告げると、まち案内マップをいただき、老舗の「ほり」というお店を紹介してもらいましたよ。
 きびしい残暑の中、マップをたよりにお店を目指してひたすらテクテク歩きだ。070.gif

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赤穂線に乗って日生(ひなせ)=岡山県備前市日生町で下車。_a0141884_1072681.jpg 汗まみれになってお店にたどり着いたのは、12時45分頃。

 人気店らしく、しかもお昼時とあって店内は満員の盛況なり。

 さっそく、お目当てのカキオコを注文。


 季節柄、牡蠣は冷凍だって観光案内所の方の言。
 しかし、日生産の牡蠣は、焼いても身が縮まないのが特徴なのだとか。
 食べてみると、なるほどそのとおりでした。

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 さて、味の方は、結論からいうと、牡蠣の味のするお好み焼きそのもので、それほどおいしくはなかったですね。
 1(牡蠣)+1(お好み焼き)=3に化けるといった味のイノベーションを期待してきたのだが、まったくの肩透かしなのだった。
 ゆうべ岡山で食べた鳥のモツ煮の方がよっぽどウマかったんだわさ。
 というのは、そもそも、ボクはお好み焼きはウスターソースをジャブジャブかけて食べたい方なので、お好み焼き専用ソースの味自体が口に合わんのよ。
 なので、今回、テーブルにあった辛口ソースで味の調整を図ったものの、所詮このソースとて、ベースはお好み焼き専用ソースで、その辛口版であるゆえ、やっぱり口には合わなんだ。
 ま、ボクがシーズニングを変えるフードって、結局、ボクにとってはアウツなんよ。かつて横浜中華街で食べた、「梅蘭」の焼きそばと同じ結果なり。
 ついでながら、焼きそばは、やっぱり072.gif代官山の中華レストラン「花壇」の餡かけ焼きそばに止めを刺しますな。
 お、そうだ!! 10月下旬に控えた、息子とボクら夫婦と、息子の奥さんとなった人と彼女の両親との、いわゆる〝両家の会食〟は、ここにしようかな。うひひ。049.gif

 しかし、これはボクの好みの話なので、このカキオコ、あなたの口には合うかも知れませんから、最終的には、自身の口でお確かめくださいませね。

 さて、そういうわけで、カキオコの味の余韻を、口にも思い出にもいささかも残すことなく、さっさと食べ終わると早々に店を辞す。
 この後は、再び赤穂線に乗って相生へ移動し、そこから新幹線に乗って大阪入りして1泊する予定なり。

赤穂線に乗って日生(ひなせ)=岡山県備前市日生町で下車。_a0141884_1123188.jpg 急ぐ旅ではないので、観光案内所の方のお薦めプランに乗っかって、定期船乗り場から出航する日生諸島の<鹿久居島(かくいじま)>~<頭島(かしらじま)>~<大多府島(おおたぶじま)>の3つの島を巡る定期船に乗ってみることにしたんだわさ。

 ほう、ここは、国立公園なんかいな。



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 午後3時の出航までにはまだ2時間あるものの、まちを歩いて探検するには、右脚の状態はもう以前のように健脚ではなく、それよりも何よりも、この暑さでは歩く気にもなれず、休憩所で寝っ転がりながら、ひたすら出航時間の到来を待つことに。
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赤穂線に乗って日生(ひなせ)=岡山県備前市日生町で下車。_a0141884_11115925.jpg 乗り場の近くにある切符売り場。

 ここの船は観光船ではなく3、島を巡る定期船、すなわちバスと同じ生活インフラなのである。

 岡に上がって用事を済ませた島の住人が帰宅するために自分の住む島に戻ったり、その逆もあり。

 おまけに、この船にはバイクに乗った人も運ぶんよ。

 さて、出航時間近くになると切符売り場の係りになると思しき地元のじーさんが小屋にイ~ン。

 ぼくは、往復分の1,220円をじーさんに払って往復切符を手にして乗船。
 ああ、この瀬戸内海の風情は、072.gif直島に上陸した2009年11月28日(土)のあの時の風景と同じものだな。
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 ゆったりとした1時間半弱の船旅を終え、再びテクテク歩きで駅までもどる。
 そして、もう一度赤穂線に乗って相生で新幹線に乗り換え、大阪に移動。

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 新大阪近く、新幹線の車窓から、窓と平行に走る稲光を目撃す。
 大阪は雨模様なのだった。
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 新大阪で新幹線を降り、市営地下鉄御堂筋線に乗り換えて「なんば」で下車。

 さて、この日の宿泊先と決めたのは、072.gif2008年9月の訪阪の際に泊まった「サウナ・ニュージャパン」。
 一旦、お店に着いて、チェックインしてから外出可能かとたずねたところ、あっさりダメとのこと。あらら。
 んじゃ、この日最後の用事を済ませるべく、目的地へと歩き始めたのだった。

 つづく 
by misaochan3x6 | 2012-09-17 21:13 | トラベローグ


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