【2012年9月9日(日)】
いやはや、ようやく最近、いままでのように電車の中で本を広げて読めるような状態に復帰出来たんよ。
つまり、杖に頼ることなく、両足を開きながら、片方の手で吊革に捕まりつつ、もう片方の手に文庫本を広げて読むという、〝健常者〟には当たり前の所作が、
今年の1月28日(土)のあの日から、
6月26日(火)の手術を経た後の今年のボクには、甚だ困難だったってことなのさ。
それが出来るようになったってことなんだ。
そうさ、やっと自分らしさを取り戻せたってことなんよ。
といふわけで、この日の夕方、久し振りに「アニマル洋子」にチャリで向かい、店頭100円ワゴンで、以下の10冊の本を求めて帰ったというわけなのさ。
山田風太郎の忍法小説・・・8冊(1963年~1964年刊行)/講談社/東都書房
はじめ人間ゴン①/園山俊二(1969年)/学習研究社
愛情生活/荒木陽子/白夜書房/1985.7.7/初版第1刷
嗚呼、それにしても、写真家荒木経惟(あらきのぶよし)氏の夫人であるいまは亡き陽子さんと、この本を通じて知り合える歓びを、しみじみと感じておりますよ。
つまり、著作って、常に<現在>を疾走しているメディア(媒体)なんだってことをね。
そんでもって、写真ってメディアも、いつまでも<現在>表象する稀有なメディアだってことを思うのであります。