【2011年10月14日(金)】
右脚の股関節痛は、診断の結果、「右変形性股関節症」との診断だった。
病名を特定されてはじめて、人間はある種の安堵を得る。
われもまた然りなのだ。
痛みと接し、さまざまな情報を集めるうちに、この病気の正体と、この病気の対処の仕方もだんだん掴めて来たよ。
そして、これからはこの病気とは長い付き合いになるだろうということもね。
加えて、病気と立ち向かうには、ずい分お金もかかるってことなのさ。
貧乏人は病気にもなれないってのが、この地上の煉獄の黄金律ってわけなんだ。
これが、現実ってやつだ。
涙以外、出せるものがない。
これが、ブルースってやつなのさ。歌はおそらく、ここから生まれる。
それにしても、病気になって初めて健康の大切さに気付くのであ~る。いや、つくづく人間って、愚かなもんやね~。
そして、痛みを伴うすべての病気に苦しむ人たちへの共感についても・・・。
かつて、重い病気にかかった二人の知り合いのおっちゃんから連絡を受けていたことがあるが、その時は、内容が重過ぎて受け止め切れず、無視するしか手がなかったんだ。
いまは、そのことを悔いるくらいには、彼らの痛みを受け止めることは出来るよ。
今度、元気になったら、その内のひとりのおっちゃんを訪ねることにしよう。
今回の病気の発症は、ボクにある種の勇気を与えてくれたといえる。合掌