【2011年8月20日(土)】
前日の午前中降った大雨から急に涼しくなってしまったよ。
いよいよ、今年の夏も終わりかな。
手持ち無沙汰な日だ。奥さんはまたひとり旅に出かけてしまい、ボクはみーちゃんと一緒。
午後5時、ケーブルTVの「日本映画専用チャンネル」で、先日亡くなった原田芳雄の<自薦アーカイヴ>のこの作品を観る。
赤い鳥逃げた?/1973年/日本・東宝/98分
監督は、藤田敏八。
脚本に藤田敏八、ジェームス三木。
大学の映画研究会が作ったような、アメリカン・ニューシネマ崩れの〝痛い〟フィルム。
脚本のジェームス三木も意外だったが、後半、エキストラの中に長谷川和彦の顔が見えたのを見逃さなかったぜ。
助監督に長谷川和彦がクレジットされていたのを確認し、この作品の大学の映研作臭さに納得したのだった。
1973年という時代は、この程度の作品を小屋に98分もかけさせるほどネタに困っていたのか。
桃井かおりは、これがデヴュー作ではなかったかしら。
いきなり上半身裸おっぱい丸出しで登場の珍品なのだ。
この年、ボクは15歳。高校1年生になり、鬱屈し始めていたのだった。