【2011年2月12日(土)】
RISO GOCCOPRO 展@世田谷ものづくり学校の<オープニング・レセプション・パーティ>に行って来ました。
かつて「プリントごっこ」で一世を風靡した、理想科学工業(株)が、ハイ・エンドなデジタル・スクリーン製版機=「RISO GOCCOPRO(ゴッコプロ)100」を開発。
3月からの発売開始を前に、この製版機を使用した、5人の次世代クリエーター(イズモネシア、heso、赤塚桂子、大友邦子、しし)によるスクリーン・プリント作品展が
、「世田谷ものづくり学校」1Fマルチプルスペースで開催中なのを、キミは知っていたかな?くわっ!!
いや、ボクも、知らんかったんよ。今回のイベントに〝いっちょかみ〟している「
財団法人地球環境財団」の陶山事務局次長にお誘いいただくまではね。
というわけで、わずかに氷雨まじりの夕方5時頃、地下鉄丸の内線~地下鉄副都心線~田園都市線と電車を乗り継いで、「世田谷ものづくり学校」へと向かう。
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RISO GOCCOPRO 展
●2011年2月11日(金)〜27日(日)
●11:00時〜18:00時(月曜定休)
企画:IID孔版印刷研究所
主催:理想科学工業株式会社×世田谷ものづくり学校
東京都世田谷区池尻2−4−5IID
世田谷ものづくり学校1F Multiple Space
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ところで、この「プリントごっこ」、いまはもう絶版になってしまって、一般の市場で買うことは出来んのよ。
だけど、クリエーターには、まだまだ根強いファンも多くて、ボクんちの近所に住むフリーのデザイナーの
ミノティカさんは、作品作りのために、ネット・オークションで「プリントごっこ」を買ったっていうのさ。
その話を聞くすぐ前に、ボクは自宅にあった「プリントごっこ」を捨ててしまったんだけど。
確か結婚する前の年(1984年)の職場の忘年会の抽選で当たった品で、10年くらいはこの「プリントごっこ」で年賀状を作っていたような気がするな。
その頃、ほとんどの日本人は、年賀状作りにこの製品にお世話になっていたはずなんよ。
んがしかし、やがてパソコンと年賀状制作ソフトとデジタル・プリンターに駆逐されて、日本の家々からこの製品は消え去ってしまったんだわさ。
やだね~、経済原理主義って。
捲土重来、理想科学工業(株)が、プロ・ユースで市場に問うたのが、「RISO GOCCOPRO(ゴッコプロ)100」というわけなのだ。
じゃ、会場内を写真アーカイヴ。
印刷方式は、<孔版印刷>。
原理は「プリントごっこ」とおんなじで、印刷したい画像を製版スクリーンに熱で焼き込み、あとはインクの乗っけて刷るだけだ。
写真左がインクを乗っけて刷ったあとの製版スクリーンの様子。
そして、写真右が印刷仕上がりなのだ。
さて、レセプションの始まり。
司会は、このエキジビションを企画したグラフィック&ファブリックデザイナーの
有田昌史(ありた まさふみ)氏。
実は、氏とは、2010年6月25日(土)に開催した〝
東京みかん「三宿パン屋放浪記」ツアー 〟の道中で、世田谷ものづくり学校に立ち寄った際に、氏の工房でお会いしていたのよねんのねん。
初代「プリントごっこ」の開発者の方の鏡割り(写真左)に続いて、現「RISO GOCCOPRO(ゴッコプロ)100」の営業担当者の方の挨拶が。
そんでもって、試作機のこのマシンに、はじめて商品エンブレムが貼られるというセレモニーへつ続くのだ。
パチ、パチ、パチ。
<アーチストと作品紹介>
イズモネシア
シルク製版機「GOCCOPRO 100」に降臨し、御神体と化したイズモネシア、というコンセプトなのだ。
heso
浅井晶木、尾野由佳、澤田美野里、須藤千賀、水戸守奏江の5人によるユニット。
http://heso-cha.com/
出展作品は「お守り」だ。
赤塚桂子
出展作品は「紋章図版」なり。
しし(Shishi Yamazaki)
『一族』の題名で表されている制作郡は、『マスク』と呼ばれる、一日一作品ずつ増殖していくシリーズの中間報告的な内容となっていているという。
皮製の『マスク』を、ダーウィンの進化図のオルタナティヴな系譜として編集した、今回の有田氏の<エディション>は面白いと思う。
大友邦子
本来は、優秀なテキスタイルデザインの方のようだが、今回の出展作品はドローイング。
ルックス的にも、シャープなものを感じる女性。好きです、ケッコンしてください。(by忌野清志郎 )
ふんじゃ、今回の出展アーチストのプロフィールや、今回の作品のコンセプトについては、以下のURLをアドレスバーにコピペして、確認してくださいね。
●赤塚桂子
http://nunobu.wordpress.com/%E8%B5%A4%E5%A1%9A%E6%A1%82%E5%AD%90/
●大友邦子
http://nunobu.wordpress.com/%E5%A4%A7%E5%8F%8B%E9%82%A6%E5%AD%90/
●しし(Shishi Yamazaki)
http://nunobu.wordpress.com/%E3%81%97%E3%81%97/
ところで、このインスタレーションは、様々な模様をプリントした5cm四方くらいの和紙を水に浮かべ、偶然に配置された模様同士の一期一会全体を写し取り、それを衣類に転写した作品だ。
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さて、会場内では
、「ミンスク・ケータリングサービス」の越智文子さんによる、ロシア~東欧料理でのおもてなし。
この日のメニューは、こちら。
最初に食べたのが、これ。
たぶん、「いろいろ豆のパンサラダ」。
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ブールーチーズ(だと思うんだけど)、あのジャリッとしたチーズの塩辛さと、マヨネーズ・ベースのドレッシングのコンビネーションが絶妙で、しかも、豆とパンとの食感が抜群!!シャンパンやワインと合う~。
すんごく、うま~い!!
かけつけ3杯食べちゃいました。
それに、あの肉は、「ポークシャリック」っていうのかな? これもうまかった!!
他にも、日本人にはまだあまりなじみのない
ビーツの色で鮮やかに真っ赤に染まった「ロール白菜ボルシチ添え」もうまかったな~。
ワインも、鏡割りした日本酒も、焼酎も飲みに飲んで、満足の<オープニング・レセプション・パーティ>でしたわ~。