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<南部合唱団>の歌練習に初参加。

【2010年4月18 日(日)】

<南部合唱団>の歌練習に初参加。_a0141884_1525456.jpg 縁あって<南部合唱団>の歌練習に初参加。

 <南部合唱団>は、大田、品川、目黒(東京南部地域)を中心に活動している混声四部合唱団。
 創立は1958年11月とのこと。
 あっ、ボクと同い年じゃん!!

 向かうは、旗の台@品川区。
 東京在住32年、この地を訪れるのはお初なり。

何の歌練なのかというと、5月20(木)の音楽会で歌う混声四部合唱曲(2曲)の練習なのだ。
 





    072.gif南部合唱団音楽会
     〝生きる〟
     2010年5月20日(木)/開場18:30 開演19:00
     きゅりあん・大ホール
     JR京浜東北線・東急大井町線
     東京臨海高速鉄道りんかい線大井町駅下車

     大人2,000円中学生/障害者1200円 小学生800円
     70歳以上ご招待 友の会会員200円引 当日200円増
     全席自由 保育室あり(要予約)

     指揮:安達陽一 ピアノ:中瀬千央 制作:南部合唱団 制作協力:原昭二


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 072.gif会場に着くと、いきなり2曲分の譜面を渡されたんだわさ。
 誰かと歌を歌うっていえば、いつもは、その場に居合わせた誰かのアコギに合わせて自分一人で歌うか、アコギのMくんとかKさんと一緒に歌うか、それともお酒を飲みながらみんなで歌集を見ながら歌うのがせいぜいなのに、楽譜を見ながら歌うなんて、ほとんど初めてなんぢゃないかちらね。(小・中学校の音楽の時間にあったのかも知れないけど、もう覚えてないや)
 それに、4声に譜面割りされた楽譜をちゃんと見るなんて、生まれてのことなんよ。
 で、隣のMくんの声に合わせて、口まねで歌い始めたってわけなのさ。
 ボクのパートは、男性のバス・パートなり。

 いや~、生きてみるもんである。
 そんでもって、何でもやってみるもんであるよ。
 譜面に合わせながら、男女混声四部合唱で歌うことの一種の不自由さと、それを超えて協調し合うことを体験出来たってことは、ボクにとっては大きな収穫だったのさ。
 誘ってくださったSさん、ありがとうございます。 

 072.gifところで、いままた、人々の中で、静かに、「うたごえ」が広がり始めていることを、この頃ボクは日々実感しているってわけなのさ。
 運動という大きなうねり、ムーブメントではないにしても、じわじわ広がっている感じはしてるんだ。
 カラオケ・ルームの閉じた世界の中では、それ以上何かは広がらないからね。
 みんな、だんだんそれに気づき始めたのかも知れないね。
 そういうボクも、去年の秋ごろから、直感的に「うたごえ」には関わり始めたというわけなんだ。
 所詮、人間はひとりなのだが、それでもひとりでは生きていけないのもまた人間なのだ。
 
 「音楽が必要とされなくなった」といって自死した加藤和彦のことは、前にも書いた。 人間の活動が労働に組み込まれた瞬間から、人間は近代性という桎梏(しっこく)から逃れることは出来なくなってしまったが、同時に、歌はその瞬間から生まれたのさ。
 過酷な労働から自らを解放できるのは、歌かSEXしかないからね。
 労働歌が人間の性とは不可分であるのは、おそらく世界共通のものだろうよ。
 ブルースの起源しかり、日本の古い作業唄=民謡(田植唄、木挽唄、子守唄、糸ひき唄、石切唄、地曳唄)が猥歌と切り離せないのもそのためだ。

 072.gifそして、最近のボクの実感は、歌謡曲でもロックでも、「労働者」自身が自ら好んで歌う歌ならば、広い意味ですべて労働歌=ワーク・ソングなんだっていう実感なのさ。
 さすがに<南部合唱団>では歌うことは出来ないが、それとは別の場所で、ボクはKさんのアコギで、この歌をボクの労働歌=ワーク・ソングとして歌うことを、密かに企んでるってわけなんだ。
 うひょひょ。


by misaochan3x6 | 2010-04-19 01:49 | 音楽とわたくし


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