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吉祥寺慕情2015。そして思い出す東京のまち体験。

【2015年5月16日(土)】

吉祥寺慕情2015。そして思い出す東京のまち体験。_a0141884_22541829.jpg 所用ありて吉祥寺にチャリで行く。

 東京には長い間住んでいるのだが、このまちには、よっぽどの用がない限りめったに足が向かないな~。

 1977年の上京以来、然り。

 そして、1992年に杉並区に住み始め、中央線沿線住民となって以来然りなのだ。


 新宿みたいに、「ボクが行く意味(=価値)はないまちだよな」ってばっさり切り捨てられないのは、このまちに半分嫉妬しているからかも知れないな。

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それににしても、「住みたい東京のまちNo1=吉祥寺」とかってさ。

 確かにかっこいいまちであることには間違いないんだけど、武蔵野文化人面(つら)したような漫画家のいしかわじゅんだとか、同じく漫画家で、田舎もんのくせにスカして暮している風の江口寿史がいるまちには、どうにもひどく抵抗感があるんすよ、同じ中央線沿線住民としてはね~。

 スカした「スタバ」より、庶民派の「ドトール」の方が入店しやすいのと同じ感覚で。

 チャリを置いてちょっと駅前周辺を歩いてみたんだけど、駅ビルRON RON(ロンロン)がatre(アトレ)に変わっていたり、近鉄百貨店がヨドバシカメラに変わっていたりと、ある種〝浦島太郎状態〟なのさ。
 いまさら何をと笑われるかも知れないのだけれどもさ。
 それほどこのまちのことは、何にも知らないってわけなのさ。

 あのですね、「ハーモニカ横丁」って、この日、はじめて足を踏み入れたんですわ。どうだい、ボクって終わってる?

 書きながら思い出したんだけど、そういえば、もうずっと、下北沢にも行ってないな~。
 そんでもって、これまた書きながら連鎖的に思い出したんだけど、1977年上京時に、東京のガイドブックとしてボクが利用していたタウンマガジンは、「月刊シティロード」だったよな。確か出版社は主婦の友社だっけか。
 その雑誌の真ん中にあった(と思うな)イラストマップが、上京したてのボクのような田舎ものにはありがたかったよね。
 秋山育(イラストレーター)の表紙で覚えてるのさ。(あのですね、ネットで引っ掛けた下のイラストは、彼のものではないと思います。彼のイラストと思われるバックナンバーが1冊だけボクの部屋のどこかにあるはずなんですが、見当たりません。(泣))

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 そうさ、あの頃は、そのイラストマップを隠し持ちながら、孤独なこころを道連れに、野良犬みたいに新宿だとか池袋だとか渋谷だとか下北沢だとか、そして、恐る恐る六本木だとかを歩いたものなのさ、決して田舎もんだとは悟られないようにしながらさ。

 ほとんど足を運ばなかったのは、赤坂、青山、原宿。
 浅草なんて埒外だったさ、泥臭過ぎて。
 恵比寿は就職してから知ったまち。高円寺、阿佐ヶ谷、荻窪、西荻窪は、家族ができてから知ったまち。
 こんな風に書き出してみると、ボクの「東京地図」は、<記憶>と<現在=現地訪問によるフィールドワーク>の対比で描くことができるかもね。

 ところで、今度ひとりで、あの頃の「月刊シティロード」と出会うために、072.gif「宅壮一文庫」を訪れてみようかな。

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by misaochan3x6 | 2015-05-17 21:46 | 東京みかん


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