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鉄腕アトム「電光人間」読了。

【2014年8月28日(木)】

 072.gif鉄腕アトム「電光人間」は、小学校の低学年の時に読んだ気がする。
 今からもう50年近く前の話だ。

 母親にねだって買ってもらった「光文社カッパ・コミックス」のアトムのシリーズの中の1冊ではなかっただろうか。そう思って調べてみたら、056.gifやっぱりそうだった

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 今でも、この1コマの記憶だけが鮮明なのだ。

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 むしろ、この本に同時掲載されていた「イワンのばか」の記憶の方がハッキリしているな。とても悲しいお話でありました。

 さて、数年前、地元の行きつけの古本屋の店頭で〝朝日ソノラマ版〟のアトムの「電光人間」が入った巻を買ってあったので、いつかは再読しようと思っていたところ、この日、急に「読み神様」が降りて来て、けさの通勤電車の中で読了とあいなったというわけなのであ~る。

 アニメのアトム(日本初の国産)が、お子様向けというか、バブルガム的な色彩が強くて、ついつい紙のマンガも軽いものだと思ってしまいがちだが、50も半ばを過ぎて再読してみると、子ども向きのマンガだと一蹴出来ない暗さがあり、この作家の本質のひとつを浮き彫りにしていたのである。

 それにしても、1950年代の手塚が流線型の描線で描いた1コマの中に込められた情報量の多さはハンパないな。
 いまさらながら驚嘆するばかりなのである。

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by misaochan3x6 | 2014-08-30 12:06 | まんが道(みち)


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