帰省編。霊前ライブ敢行。

【2014年8月13日(水)】

 夏休み初日です。

 ところで、あなた、島根県って知ってる? 廃藩置県の前は、〝出雲の国〟と〝石見の国〟だった2つの国が合わさって出来たプリーフェクチャーなりよ。

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 ボクは、〝出雲の国〟の出身で、銀行員だった父親の転勤にくっついて、この国の広島県に近い地域などをぐるぐる回り、最後に松江という地に落ち着いて、19歳までこのまちで育ったのさ。

 ついでながら、21世紀のいまになっても、現地民の感覚では、〝出雲の国〟と〝石見の国〟は、やっぱり別々の国なので、〝石見の国〟にある石見銀山が世界遺産になったといっても、〝出雲の国〟出身のボクには何~の関係もないといった塩梅なのであ~る。おっほっほ!!
 ちなみに、森鴎外(森 林太郎)は、〝石見の国〟は津和野の出身。日本人のほとんどは、津和野は山口県だと思っているのだが、残念ながら津和野は島根県に存するのじゃよ。

 さて、今回、久し振りに帰省に及ぶことになったのである。
 その目的は後述するとして、056.gif前回の帰省は、2012年のお正月のことでしたが、実は、ボクはそれほど郷土には執着していないので、っていうより東京という土地が大好きでこの地を選んで上京し、そのまま住み着いてしまった人間なので、帰省は何年かに1回くらいのペースになってしまうんだな。

 さて、羽田発の飛行機は、出発前の機体点検の遅れで午後2時過ぎに出雲空港に到着。
 あれっ!? ここ、いまは、<縁結び空港>っていうのか。知らなかったよ。

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 到着口を出ると、この日、特別に知人のTさんに迎えに来てもらい、彼女の車に乗り込む。

 実は、このTさんは、ボクの高校時代の同級生であるO氏の奥さんなのである。しかしながら、そのO氏は、052.gif残念ながら、50歳を目前に2006年の夏に舌ガンで早逝してしまったのだ。お盆でもあり、これから彼の霊前に向かおうというのである。

 ところで、ボクの最初の就職先は、実は、彼の紹介で入社したプロ用の写真現像所なのである。
 彼はボクより先にそこに勤めていたんだよ。
 そして、未亡人であるTさんもその会社に勤めていて、O氏は彼女と職場結婚した後、故郷である島根県にTさんを連れて帰って、地元の広告代理店に勤務しながら独立して会社を興し、さあこれからという時に病に倒れてしまったのだった。
 だから、O氏と彼の奥さんのTさんとボクとは、同じ会社の同僚だったというわけなのである。

 さて、迎えの車の中には、O氏の遺児である長女の I ちゃん(息子と同学年。彼が赤ちゃんのころ、1度だけ、ボクの実家で、息子と彼女は対面したことがあるよ)、最近入籍した彼女のご主人、そして、三女さんがいて、これから家に帰るところを、ボクが拾ってもらってO氏宅に向かうことにしたのだった。
 というのは、帰省のたびにボクはO氏の墓前(お墓は、彼の住まいとは離れて、松江市内の市街地にあるんだ)で手を合わせることを習慣にしているのだが、今回は、松江市内から車で20分くらい離れたところにある彼の住まいの霊前で手を合わせることにしたのである。

 っていうかさ、実は今回の帰省では、最初からアコギを持って行って、彼の霊前で歌を歌おうって決めていて、この日、東京を出発したってわけなのさ。


 というわけで、お線香をあげて仏壇に手を合わせ、家族の方との会話もそこそこに、早速彼の霊前でのライブを敢行す。
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 この日歌い切った曲は、以下の7曲なり。

 072.gifTheme For An Imaginary Western/Jack Bruce(MOUNTAIN) 
 この曲は、ボクの最も好きな曲のひとつであり、そして、O氏も好きだった曲なのだ。この曲を好きな日本人は、わが国では貴種に属するのであります。



 072.gifやぎさんゆうびん/團伊玖磨、まど・みちお 

 072.gifWish You Were Here/Roger Waters(Pink Floyd) 

 072.gifさようなら世界夫人よ/頭脳警察(この曲は、一番最後にもう1回歌いました) 

 072.gifTime waits for no one/The Rolling Stones



 072.gifEpitaph/King Crimson



 072.gif冷たい花/the brilliant green

 いや、それにしても、ギャラリー(観客)は、O氏の未亡人であるTさんと、O氏のご母堂のふたりを想定して来たのだが、これまた帰省中だったO氏の長女である I ちゃんとそのご主人、そして同居中の三女さんの合計5人の観客に恵まれ、非常にやりがいのあるステージ(?)となったのである。
 歌うたいには、観客は多ければ多いほどよいのである。むふふ。

 出し物として自分に歌とギターがあってつくづくよかったと思うよ。会話だけでは、とても場持ちがしないからね~。
 曲が終わるたびに拍手をいただけたのも、うれしい体験だったんよ。お世辞の拍手ではなさそうだってことは感じました。
 心から感謝です。

 演奏を終え、再びTさんの車に乗せてもらって、ボクの実家まで送ってもらったのだった。

 072.gifこのTさん、実は県外の出身者で、上京して勤めた会社で夫であるO氏と出会い結婚し、すでに述べたとおり、その後、O氏の帰郷とともに島根県に住むこととなり、三女を設け、やがて夫に先立たれながらながらもお姑さんとともに暮らし、無事三女を育て上げたという人なのであります。
 細い体のどこにそんな土性っ骨(どしょうっぽね=気骨)があるのかと思えるのだが、彼女のことを思い出すたびに胸が熱くなるのである。

       072.gif写真は、イメージです。(笑)
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by misaochan3x6 | 2014-08-18 00:08 | 音楽とわたくし | Comments(0)


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