【2014年6月1日(日)】
きのうに続き、猛暑日なり。ぃやっほ~い!!
そんな中、
森三摩地(もり さんまじ)さんのライブ<ウルトラセブンかく戦へり>を観にに行く。場所は、毎度おなじみの「ときどき食堂」@上落合(新宿区)。
ちなみに
前回のパフォーマンスは、2月22日(土)、労音御茶ノ水センター。
14時から始まったショーは、第一部・第二部に分かれ、第一部は100分近くあり、残りの10分が第二部。
「ウルトラセブン」全49話の中から数話を選び出し、それらの話を講談風に語るコンテンツと、セブンの脚本を担当した数人のシナリオ作家と監督を語りながら、金城哲夫という沖縄出身のシナリオ作家にもスポットを当てるという、いくつもの語り物が交錯するこれが第一部の構成。
そして、第二部は、三摩地氏の精神を沖縄へと誘(いざな)ったという沖縄フォーク村の元村長であった佐渡山豊の歌へのオマージュとその歌へのアンサーソングを歌っての締めなのだった。
しかし今回は残念ながら、三摩地氏自らの中にある深い業、その混沌(ケイオス)を煮詰めた〝闇鍋〟の汁の飛沫といおうか湯玉を浴び続けるようないつものスリルはなく、上述したいくつものテーマが散漫に散らばる傾向に終始しただけで、正直ボクにはいまいちの印象だったのだ。
労作には違いなく、それなりに楽しめはしたのだが、しかし〝いまを撃つ〟いつもの迫力というか、彼にとっての<現在性>を感じるにはちょっと物足りなさを感じた出し物のだったといえるのでありんす。
ま、アマチュアだからね~、次回に大いに期待しましょう、というのは彼に対しては慰めにも言い訳にもならない。
なぜなら、彼は芸への業で生きている男なのである。その男から業が感じられないというのは、本質的に芸を生き切れていない状態であり、けふは本人が一番不本意を感じているのではなかろうか。
終了後、参加者も交えて打ち上げをして、解散したのだった。