【2013年11月17日(日)】
ここ数年、
「憲法フォークジャンボリー」での出場仲間の
三摩地(さんまじ)さんのライブパフォーマンスを観に行く。
これがプロフィール。
▼ そんでもって、会場はここ、
「ときどき食堂」@下落合。
ときどき食堂になるからこの名前だとか。でも、最近はよくお店を開(あ)けますとはオーナーさんの弁。
▼ チャリで30分ほどで到着。
この人のパフォーマンス・スタイルは、ちょっと説明のし様がないな。
極めて特異というしかないが、あえていうなら、ご本人によるプロフィールに頼るしか手がない。すなわち、「芝居とも漫談ともつかない語り口での一人語り芝居」。
この日の演目は、落語の「芝浜」と「番町更屋敷」をマッシュアップさせた江戸人情話。題して「江戸っ子繁盛記」。
すでにある話を自分なりに咀嚼して練り直して疲労するスタイルを「粉本(ふんぽん)」というのだそうである。これは、ご本人の解説によるものだ。
90分にも及ぶ熱演が続く。
落語の人情話に一人芝居の身体パフォーマンスが接続しているといった芸風。
しかし、この人はプロではないのですよ。完全にアマチュア。
それにしても、観ていて決して飽きることがないのは、自らの芸へのこの執着というか妄執のなせるわざ。これは、はただごとではないですよ。
一言でいえば、
脱帽です。
お世辞でなく、違う演目も観てみたいと素直に感じた一席でした。
この日のお客は、ボクも含めて9人。
その中には、劇団「民芸」の女優さん(おばさん)2人も交ざっているというのだから、演る方はコワいよね~。
何度もいうけど、この人アマチュアなんだよ。
終了後、その場で打ち上げ。
実り多い一日となりぬ。