大杉 栄の詩と散文に曲をつけてみましたよ♪

【2012年12月11日(火)】

a0141884_21284950.jpg わが地元杉並区は高円寺北口のとある古本屋で、以前に100円で求めた大杉栄自叙伝 (中公文庫BIBLIO20世紀)を最近読んでいたら、その中に出てきた詩と短い散文に反応して、彼のことばの向こうから自然に音が降りてきて、それぞれに曲が付き、この日仕事を終えて帰宅した夜、完成しましたんよ。060.gif

 その詩とは、「監獄か社会か」。

 そして、短い散文とは「僕は精神が好きだ」なのである。



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社会か監獄か 072.gif1913年4月

(1)お互いに君と僕と怖れている。

(2)お互いに 君は僕に対して、僕は君に対して、
   自分を保護するために、ここに社会という組織を作った。

(3)君は僕の敵だ。
   僕は君の敵だ。

(4)君は僕がやるにちがいないと思い、
   僕は君がやるにちがいないと思う、
   あらゆる悪意と暴行とに対して、
   民法や刑法の幾千個条を定めた。

(5)これが君と僕の社会だ。
  君と僕の監獄だ。

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僕は精神が好きだ 072.gif1918年2月

(1)僕は精神が好きだ。
   しかしその精神が理論化されるとたいがいはいやになる。
   理論化という行程の間に、多くは社会的現実との調和、事大的妥協があるからだ。
   まやかしがあるからだ。
   精神そのままの思想はまれだ。
   精神そのままの行為はなおさらまれだ。
   この意味から僕は文壇諸君のぼんやりした民本主義や人道主義が好きだ。
   少なくともかわいい。

(2)しかし法律学者や政治学者の民本呼ばわりや人道呼ばわりは大嫌いだ。
   聞いただけでも虫ずが走る。
   社会主義も大嫌いだ。
   無政府主義もどうかすると少々いやになる。
   僕の一番好きなのは人間の盲目的行為だ。
   精神そのままの爆発だ。

(3)思想に自由あれ。
   しかしまた行為にも自由あれ。
   そしてさらにはまた動機にも自由あれ。

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 調べてみたら、ボクのほかにも大杉栄の詩に反応した男がいたのだった。
 いやはや、つくづくと世間は狭いものであ~る。

 072.gif坂口恭平が、大杉栄の『日本脱出記』から《魔子よ魔子よ》を歌う。


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by misaochan3x6 | 2012-12-18 21:31 | 音楽とわたくし | Comments(0)


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