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Midnight Cowboy (1969 )

【2011年10月24日(月)】

 ケーブルTVの洋画専用chで、「Midnight Cowboy (1969 )」(真夜中のカウボーイ)を観る。

Midnight Cowboy (1969 )_a0141884_17305564.jpg

 映画は、大学時代、孤独にさいなまれながら、他人の視線から逃れるように、都内のどこかの2番館で観たように思う。
 そして、ノベライゼーションされた小説も、同じく大学時代に読み、この記憶の方がむしろはっきりしているのだ。グルーミー(暗い)な話だったという印象。ハヤカワ文庫だったはずさ。
 (この暗さは、同じく大学時代に2番館で映画も観て、ノベライゼーションされた小説も読んだ「ビッグ・ウェンズデイ」に似ているな)

 ストーリーは、ウィキペディアにでも当たってもらうとしよう。

 さて、久しぶりに観た今回の発見は、主人公のひとりであるジョン・ボイト(公開当時31歳)が、心機一転テキサスからNYに出て来て早々、男娼よろしく街でひっかけた熟女から金を巻き上げるべくベッドインした際に、TVのリモコンを身体の下に敷いての交戦となり、くんずほぐれつのたびに、女の身体の下にあるリモコンのボタンがでたらめにザッピグされて、TVの画面が次々に切り替わるなかで、何とオープニング・テーマ曲とともに「ウルトラマン」の画面が登場するのである。
 TV画面に現れたあの怪獣は、ネロンガではないかな?
 それに、ジャミラまでもがフラッシュ・バックするんだわさ。ぅわお!!

 
 う~む、1967年の放送終了後、すでに1969年には「ウルトラマン」は、亜米利加に輸入されていたのか。SOOOOO COOOOOLLLL!!!

 そういえば、そのむかし、ボクが1978年にサンフランシスコに行ったときに、地元の男の子が、「ウータマン!!」っていいながら、ウルトラマンごっこをしてひとりで遊んでいたのを目撃したことを思い出すのさ。


 
 そして、映画は、もうひとりの主人公であるダスティン・ホフマンン(公開当時32歳)が、肺病(?)とビッコによる歩行困難の末の身体障害にさいなまれながら、厳寒のNYから、彼が夢見たフロリダ行きのバスの中で絶命するシーンでエンディングとなる。
 いわゆるアメリカン・ニューシネマのラストは、<デッド・エンド>が定石だったんだよな。
 番組冒頭の長塚京三の解説で、この作品が、英吉利人監督によるフィルムだとはじめて知ったのさ。

 072.gifMidnight Cowboy Ending / Final scene


by misaochan3x6 | 2011-10-24 17:30 | わが病床六尺


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